里帰り―飛行機搭乗から到着③
―離陸前―
私とケンジの席は、ビジネスクラスのすぐ後ろの列のエコノミー、真ん中3席のうちの通路側の席。
バシネット（赤ちゃん用ベッド）が取り付けられるように、壁が目の前にある席です。
この席は離陸時、小さな荷物が前の席の下に置いておけないので、おむつやおもちゃなど、絶対必要なものを入れた小さめのバッグをボストンバッグから取り出しておき、ひとまずすべて席上の収納棚に。
隣の人はどんな人かな〜〜、と思って待てども待てども、人は座らず。
結局、3席すべて私とケンジで使えた上、通路をはさんだ窓際の3席も無人でした。
空いている便で良かった！
席がビジネスとの間、というのもラッキーでした。
席の脇を通るのが、基本、CAさんしかいないので、授乳も安心。
ラッキーだった、ということに気づいたのは、飛行の途中で、CAさんに頼まれて席を移動したから。
移動した先は、壁は目の前にあってバシネットは付けられるものの、それはトイレの壁。
食事前後など特に人の行き来が多く、バシネットで寝ているケンジの頭の上を影がよぎるし、トイレのドアの開け閉めの音もして騒がしい。
トイレを待っている間に、ケンジを見て話しかけてくる人もいて、あまり落ち着く席ではなかったかな…
どちらにしても、ケンジはよく寝てましたが。
―離陸―
気圧の変化で耳が痛くなるから離陸時は授乳すべし、と、授乳ケープをかけ、乳がもたないかも、とさ湯も用意し、気合いを入れていましたが、離陸時前からケンジ、ウトウト。
離陸時はあの轟音の中、爆睡してました。
なんだー 全然平気じゃん、と拍子抜け。
シートベルトは、席に着いているベルトを私が締め、それに赤ちゃん用ベルトを輪つなぎのようにつなげてケンジを締めます。
いざというとき本当に役に立つのかは若干不安。
―飛行中―
1．バシネット
離陸後、飛行が安定してすぐに、CAさんがバシネットを取りつけてくれました。
壁のホックにバシッバシッと装着。
ケンジが中で寝ている間は、バシネットの上についているカバーがシートベルト代わりなのでしっかり締めておいてね、という指示とともに、赤ちゃん用ブランケットも貸してくれました。
バシネットにて
シートカバー着用
2．おむつ替え
どのトイレにもおむつ替え台が付いています。
ただ、トイレによって広さが違うので、広いトイレを選ぶこと。
大人用便座に対して台が横向きに設置されているので、ちょっと替えづらかったです。
台は、ただの板の台なので、赤ちゃんの下に敷くものがあったほうが良いですね。
私は、おむつセットが脇のポケットに入るタイプの、畳めるおむつ替えマットを持って行きました。
3．ケンジ
飛行中はケンジ君、環境の変化に動じることなく、ルーティン通りに過ごしました。
飲んで→おしめ替えて→遊んで→寝る→の繰り返し。
私の膝の上でお気に入りのタッチをしているときは、斜め後ろの席のおじさま、おばさまがあやしてくれるようで、ニコニコ愛想を振りまいていました。
私のご飯の時間は両方とも、ちょうどケンジが寝ていてくれたので、しっかり食べられました。
Air NZのご飯はおいしい！
ハプニングと言えば、ウ○チ。
いつもは便秘がちなケンジなのに、二人でミッキーチャンネルを見ていたら、ブブ―とあの振動が私の腿に。
全部出終わったかな〜、と思われる頃にトイレに行っておむつを替えようとしてハッ！
ウ○チが洋服にまで漏れてました…
普段こんなに出ないのにぃ
着替えをトイレに持ってきてなかったので、ひとまず洋服を全部脱がせ、おむつを替えて、おむつ一丁でトイレから出ました。
着替えを出すのに裸のケンジをCAさんに預け…ちょっと恥ずかしかった。
日航との共同便だったので、日本のCAさんがとても親切にしてくれました。
―着陸時―
は、ちょっとグズグズしましたが、耳が痛い、というより、いつも寝る時間だったので、いつも通りグズッた、と言う感じ。
このときも授乳はせず、おしゃぶりだけで大丈夫でした。
ちなみに、GPの先生には、
「離陸時よりも着陸時のが赤ちゃん、耳を痛がるようだから気をつけてね」
と言われていました。
着陸後、飛行機を降りるとすぐにベビーカーを出しておいてくれました。
（飛行機と空港をつなぐ渡り廊下みたいなところで）
赤ちゃんがいると、至れりつくせりだなぁ。。
―成田にて―
預けたスーツケースをピックアップし、空港に用意してあるカートに、スーツケース、ベビーカー、ボストンバッグをすべて乗せ、ケンジは抱っこひもで抱いて移動。
空港には、待ちに待ったジイジとバアバがお迎えに来てくれていました！
NZ時間では寝ているはずの時間なのに、瞬時に日本時間に適合したのか、ケンジ、グズることもなくジジババにニコニコ。
ジイジとは初対面です。
チャイルドシートを事前にレンタルしておいてくれた車で、無事、実家にたどり着きました。
ケンジ、とっても良い子でした。
