ばあばの仕事 その3
掃除、洗濯は全然苦じゃないが・・・
炊事はきらい! 得意でないなんて段階ではない! 出来れば一生したくない。
日本では、じいじと二人、魚焼いて、あと一,二品あれば上等。
年だし、ホント質素でいいのだが・・・
若い二人、しかもやたら体の大きい婿。 当然、肉が主流。
毎日、毎日、油 バター、生クリーム、チーズ・・・
日本の薄切り肉(しゃぶしゃぶ用)がなく、ばあばの少ない肉のレパートリー
の中でも、出来るのが、アスパラの豚バラ肉巻きとか、しゃぶしゃぶサラダ
とか、すき焼き(こちらは冬だから)とかが作れないのです。
一度、肉やで交渉しました。
ばあば・・・すみません、このバラ肉うす〜くスライス(スライスだけ英語)
して下さい。
肉屋のおじさん・・・はいよ、このくらいかね?
ばあば・・・いえ、もうちょっと薄く(ジェスチャー)
肉や・・・このくらい?
ばあば・・・あ〜あ、もう少し お願い(pleaseだけ英語)
肉や・・・もう、無理だね! これ以上薄くは切れない!
ばあば・・・わかりました。 それでいいです。
どんだけ薄いかって言うと7㎜くらい。 これじゃアスパラ巻けない・・・
仕方がないので、その日は、それを小口切りにして肉じゃがをつくりました。
こちらは、ラム肉がおいしいんです。 でも、調理方法知らないし・・・
兎に角、毎日大量に作って、食べさせていたのですが(ばあばも食べてるので
太った)
4日前の授乳教室で、娘が相談しました。
ケンちゃんが苦しそうに”うん、うん”唸るのは何故か?” と。
指導者の言う事にゃ、肉ばっかり食べてない? 脂っこい物食べてない?
ブロッコリー食べてない? (ブロッコリーは毎日のように付け合わせとしてだした)
がぁ〜〜〜ん!
母親が日本人だから、洋食は消化しきれないそうだ。
それが、おっぱいに出て、ケンちゃんも苦しいのでは、というお説。
きゃ〜〜〜ぁ!
ばあばは何しに来ているのだ!
婿にばかり気を使い、肝心の娘の事を考えてなかった!
おとといから、日本食にガラっと変えました。
そしたら、献立にも悩まず、ばあばも好きなものが食べられます。(また太る)
婿には合わないようで、一昨日の鶏のあっさり焼きは食べたが、
昨日のアジの塩焼きは、”うえぇ〜!”と言って、食べなかった。
豆腐とワカメのみそ汁は二杯も飲んだ、ほうれん草のバター焼き(婿だけ)
我々はおひたし、も食べた。 糠みそとご飯にゴマをかけて食べていた。
その後、自分でサンドイッチを作って食べていた(ちょっと可哀相)
娘は“あなたは実家で食べたら!”などと言っていた。
さあ、これで、ケンちゃんは大丈夫でしょうか?
ばあばは反省しきりです。
もう一人の謙ちゃんのバアバから貰った、メニュー見直しています。
まつげ、ながくねっ!